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新作ペンダント

  • 執筆者の写真: 玻璃魚堂
    玻璃魚堂
  • 2020年7月12日
  • 読了時間: 2分

ペンダントの新作です。

久々に抽象的なイメージを元に作りました。


元々ある「ドロップ」シリーズ(↓)

の派生版、といったところです。


今回作りたかったもののイメージの核は地層。

水でできた地層(水層?)の断面を切り取った・・・みたいな。


イメージだけもやっと頭の中にあって、とりあえず形だけ紙に鉛筆でデッサンしてみて、その後ガラスで作ってみたのがこれ↓。

ビビッド!

綺麗っちゃ綺麗なんですが、頭の中のイメージとはかけ離れたものがアウトプットされてびびりました(笑)。


もっと地層とか化石とかそういうイメージの重なる・・・くすんだ色が良いのか?と気づきはしたものの、じゃあ、どの色を使えば・・・?でしばらくフリーズしてました(^^;)


ご存じない方のためにガラスの色について少し説明を。

たまに「色はどうやって付けているんですか?」という質問をされることがありますが、私は砂からガラスを作っているわけではありません。

メーカーさんから色の付いたガラス棒を買ってそれを溶かして作品を作っています。

画材屋さんで絵の具を買って絵を描いているような感じです。


自分が使わせていただいているメーカーさんの色ガラス棒にはA、B、Cの3系統があります。

Aシリーズはクリスタルガラス(鉛ガラス)。

Bシリーズはソーダガラス。

Cシリーズはアルカシリケートガラス。


メーカーさんは鉛フリーのCシリーズ推しなので現在、A・Bシリーズはどんどん廃番にされていて色数が少なくなっています。


確かにCシリーズは失透しにくいので良いのですが、色鮮やかで滲みにくい、といのが私にとっては逆に難点でして・・・。


画材で例えていうとAシリーズは水彩絵の具、Bシリーズはアクリル絵の具、Cシリーズは・・・カラーインク?

(伝われ~!)


今回作りたいものはCシリーズの定番色だとパッキリし過ぎてしまってイメージ通りにならなそうだったので、地味に手間暇かかりますが混色で欲しい色を作ってみました。


暗めの緑と淡い青を混色で作って、層状に重ねました。

幾何学的なストライプではなく、自然に積もった地層っぽくしたかったので重ね方も少し工夫しました。

縞模様の方向も少し変えてみました。

良い感じにできたと思います・・・が・・・あれ・・・?

この色・・・A100とA43(Aシリーズの廃番カラー)・・・!?

Cシリーズで作ったとは思えない鉛ガラス感(笑)。

とりあえず1個仕立てたのは自分用にしてしばらく使ってみます。


 
 
 

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